俺は基本的に保守本流の右翼的な考え方の人間ですがそんな自分でも先の大戦は大きな過ちであったと考えている。
戦後70年になるが未だに慰安婦の問題や領土問題など様々な問題が解決の糸口すら見出だせず日々鬱積しているのがこの日本という国の現状である。
昭和三十年の経済白書にはもはや戦後ではないと記載されたとのことだが何を言ってんだ、俺からすると何百年経とうと無能な政治家どもが招いたこの歴史の汚点を絶対に風化させてはいけないと思っており、戦後はいつまでも戦後であり続けなくてはならないと思っている。
そんな腐った歴史に翻弄され、奇しくも戦場に命を散らした若者たちには何の罪もなく、日本人ならば最大の敬意を払うべきではないか。
給料が安く生活苦だとかなんだとかといってもね、日本は世界的に見れば恵まれた国の最上位に位置するのは疑いようがなく、その恵まれた平和も亡くした尊い命の上にあぐらを掻いているだけのいつ崩れさるか分からない砂上の楼閣だと、僕は常日頃からそう思っています。
そんな儚く脆い砂上の楼閣だからこそ、崩れないようにしっかりと受けとめ、皆で力を合わせて平和の礎を築かなければならないと思うのだがどうでしょうか。
私は戦争を美化する必要なんてまったくないと思っています。しかし、犠牲になられた方々に尊崇の念を持つというのは日本人、いや、人間としてそんなに間違ったことなのでしょうかと、諸外国を含め反発している人達に問いたい。
閣僚が靖国神社にお参りに行くたびにあいつはとんでもない奴だと中韓から余計な野次が入るが国のために犠牲になった方々を弔うのは政治家である前に人として当然のこと、むしろ中韓より中韓にガタガタ言われて及び腰になってしまう政治家の方に強い憤りを感じる。
で、この予科連平和記念館だが左の人も右の人も、大人も子供も、日本人も外国人も是非見てほしい。
展示物を見てどう感じるかはもちろん自由、平和への決意を新たにしましょうだなんて大それたことを言うつもりはない。
見た各人がそれぞれ自由に受け取って自由に感じればいい。
そして予科連平和記念館のすぐ隣にある自衛隊の基地内にある雄翔館も併せて見て欲しい。特攻隊員達の遺書が展示してある。
こちらも何を思うかは自由だ。
ただ、一つだけ言わせて貰えば特攻隊員達の家族にあてた遺書の数々は時を超え、平和に暮らす我々に宛てられた未来へのメッセージのような気がしてならない。
僕は心の中で何度もありがとうございますと手を合わせた。
絶対に見とけ度 | ★★★★★ |
自由に感じろ度 | ★★★★★ |
胸が痛い度 | ★★★★★ |
所在地 | 稲敷郡 阿見町廻戸5-1 |
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問い合わせ先 | 029-891-3344 |
利用可能時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
料金 | 一般(大学生以上) 500円 小・中・高生 300円 |
休日 | 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日) 12月29日~1月3日 |
駐車場 | あり(無料) |
ホームページ | http://www.yokaren-heiwa.jp/ |