うおぉーっ、なんだぁ、これ、写真を見たら杉の木に物悲しそうな表情を浮かべる女性の顔がっ!?
自殺した人の霊なのか、それとも交通事故で亡くなった人の霊なのか、成仏出来ずに彷徨い続ける浮遊霊・・・、はい、うそーっ、俺がフォトショップ使って合成しただけだす、あははははっ(笑)。
この木なんの木、気になる木、祟りが起こ~る木ですから~、お化けが集まる木にぃなるでしょう~、とは日立市宮田町の県道36号線のど真ん中にそびえ立つ一本杉、伐ろうとすると祟りがおきる、以前伐採しようとした業者の社長が謎の死を遂げたとか、幽霊の目撃があとを絶たないとか、色々といわくはあるのだが、ぶっちゃけどれも信憑性がないっすよね。
実際、日立市民なら伐採業者の謎の死の話は一度は聞いたことがあるだろうっていうぐらいメジャーな話なのだが、じゃあその業者はどこの誰さんなのかと言えばそれはまた聞きだから分からないという話で結局みんなうやむやなんですよ、業者の社長だっていう人もいれば、伐ろうとした市の担当者だっていう人もいるぐらいアバウトなんすよね。
これが山田建設株式会社の山田太郎社長とでも言うのなら多少は信憑性もあるんだけど、残念ながら現時点ではそこまでの話はない。おそらく噂の出所は成田空港の呪いの鳥居だとか、ツタンカーメンの墓あたりからきてるんだと思うんだけど、どうだろう?個人的には日本人って怪談が好きだから単に面白おかしく脚色して作り上げてしまっただけなんじゃないのかって思っているんだけどね。
確かに特に夜中、何も知らない人が車で走ってきていきなり目の前に杉の巨木が現れれば誰だってびっくりするしさ、びっくりした人が面白おかしく語った話に尾ひれがついてしまい、噂だけが独り歩きしちゃっているだけのような気がするけどな。あと意外にバカにならないのは勝手に子供が作った話が噂として広まってしまった可能性、これも否定できないな。ネス湖のネッシーだって写真を撮った本人が八百長を認めてんのに見た見たっていうありさまでさ、この杉も突き詰めれば恐らくそんなとところだろ。
とはいえ、県道の真ん中に伐採もせず、これ一本だけがズドーンと残っているのも確かに不自然ではある。
たぶんなんだけど、この県道って県道になるかなり前、それこそ明治時代以前からあったと思われる。事実日立市と常陸太田市を結ぶ道路としては便利だし、沿道には少ないながらも要所、要所に昔からの集落が点在する。この一本杉は何でも樹齢450年、恐らくきちんとした道路を整備するとなったときに一本杉は村の御神木だから頼むから伐んねぇでけろと住人達が署名して嘆願書でも出したんじゃないのかね、その結果、県としては交通の往来の邪魔になるから伐りたいのは山々だけど、下手に伐採して住民達とトラブルになり、工事が遅れたり、嫌がらせをされたりするのはもっと面倒、だったら道路を造る代わりに杉の木は残しましょうと譲歩したんじゃないのか、まったくの憶測だけどさ。
ちなみに車で通ったことは何度かあるが今回降りてみて写真を撮ったのは初めて。幽霊の目撃話が多い(ほんまかいな?)、本宮トンネルでも撮影しましたがもちろんなんも写らず(手ブレしてすまん)、むしろ怖かったのは一本杉でも本宮トンネルでもなく、写真を撮っている脇を明らかに法定速度をオーバーした猛烈なスピードで走り去るトラックだったりする。幽霊なんかよりよっぽどコエぇ~。杉だけにおめぇら飛ばし杉!!お後がよろしいようで。
噂が独り歩き度 | ★★★★☆ |
くれぐれも車に気をつけろよ度 | ★★★★☆ |
結局出るの出ないの度 | ★★★★★ |
所在地 | 日立市宮田町3585 |
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問い合わせ先 | なし |
利用可能時間 | なし |
料金 | なし |
休日 | なし |
駐車場 | なし (路駐) |
ホームページ | http://ja.wikipedia.org/ |