つくば万博から今年で丸三十年、早いものである。

その科学万博のメモリアル施設と建てられたのがここつくばエキスポセンターだ。前々から来たいと思っていたのだがなかなか来れず仕舞い、念願かなって本日30年目にして俺もやっと訪れることが出来たのだが、正直期待が大きかった分、見て廻った感想はショボいの一言・・・。

すべてに於いて古いのだ。

館内にある科学を学ぶおもしろサイエンスゾーンも子供騙しのしょーもないものばかり、呆れ果ててしまった。まったくおもしろくないのだが・・・。

まんま、田舎のジャスコの遊戯コーナー

サンクルーザーという3Dアトラクションを乗ってみたのだがこれがまあさっぱり、3D眼鏡を掛け、映像と一緒にクルーザーが動くという仕組みなのだがイチイチシートベルトを絞めるのがバカらしくなるほどのくだらない代物。ギュイーン、ギュイーンと、縦横斜めに動き回るのかと期待したら震度2の地震が延々と続いている有様で迫力もなんもない。勝手にイメージした俺が悪いのかもしれないがこっちはディズニーランドのスターウォーズを想像してだけに（C-3POが運転するやつね）、ガッカリ感もひとしおである。あーっ。

とりあえず、1回来りゃあここは十分すわ。

バブル臭プンプンのコンパニオン服

今は動かない、足元のCDラジカセから音楽が流れてくる・・・

ただ、科学万博のメモリアルコーナーだけは懐かしかった。

今でこそ、この手のものは結構見かけ、なんてことはないが当時写真のピアノを弾くロボットが斬新で、30年後はロボット社会になり、人々はゴム製のつなぎを着て、車はチューブの中を浮きながら走るのかと真剣に思ったものだ。

まあ、30年経ってもたいして変わっていないんだけどさ。

結局ここってどういう人が対象なんだろう。

もちろん、子供に科学を伝えるということが運営コンセプトの一つだとは思うが今の子供たちって小さい頃からスマホやパソコン、ゲーム機などに触れているため、ちょっとやそっとじゃ驚かねぇんだよな。それこそ、俺が小学六年生だった30年前であれば割りと楽しく学べたと思うが今の子達にここで遊べと言ってもなかなか納得はしないと思うぞ。事実、いるのは小学校低学年以下の子供ばっかりで10才以上の子は殆どいなかった気がする。

予算の関係上なかなか厳しいとは思うがもう少しなんとかしないと益々落ちぶれていくだけだと思う。それでなくともつくばはディズニーランドも東京も目と鼻の先で1時間も掛からず行けちゃうわけでこんな子供騙しの施設じゃ今時のマセたガキんちょは陳腐過ぎて喜ばないと思いますよ。

とりあえず、あれだ、今の四十代、五十代の連中で科学万博開催当時、足繁く通った人達が当時を懐古するために行くのであれば結構いいかもしんない。それとて一回行きゃ十分ですけどねぇ。

 

所在地	茨城県つくば市 吾妻2−9
問い合わせ先	029-283-1414
利用可能時間	9時50分～17時 ※12月及び1月の平日は16時30分閉館。 ※最終入館は閉館の30分前までです。
料金	エキスポセンターのみ/子供210円・大人410円 プラネタリウム券（展示場とあわせてプラネタリウムをご覧になるお客様） 410円・大人810円
休日	毎週月曜日（祝日の場合は翌日休）、月末最終火曜日、年末年始 その他プラネタリウム番組入れ替えのための臨時休館あり。
駐車場	有料駐車場あり（普通車200円）
ホームページ	http://www.expocenter.or.jp/