村松虚空蔵尊は福島県河沼郡柳津町の圓蔵寺及び三重県伊勢市の伊勢朝熊山金剛證寺とともに日本三大虚空蔵堂の一つといわれている。宗派は真言宗、大同2年(807年)に空海(弘法大師)によって建立されたといわれている。
あの徳川家康から朱印50石を寄進されたほど、徳川家とは密接な間柄であり、水戸黄門でお馴染みの徳川光圀はもとより、歴代水戸藩主から手厚い庇護を受けていたのがよく分かる。それゆえ、寺の至る所に葵の御紋が刻まれている。
これ見よがしな本堂脇の葵の御紋
地元の人には主に厄払いの寺として親しまれ、特に初めての厄年である十三歳に村松虚空蔵尊で厄払いをすると、知恵と福徳が授けられると伝えられ、今でも多くの参拝者が訪れている。ちなみに三十年ぐらい前では学校単位で十三詣りの参拝に訪れていたが政教分離の原則から今はそうした風習は数少ない(PTAからクレームがくるからな)。なお、十三詣りであるが盛んなのは京都や奈良などの関西地方であり、関東では意外に知られておらず、関東で伝統的に十三詣りをするのはここ村松虚空蔵尊ぐらいである。そういった意味でも面白い風習である。
村松虚空蔵尊は特に宗教、宗派にこだわりがなければ、すぐ後ろにある大神宮とセットで訪れ、悠久の歴史に触れてみるのもいいかもよ。
残念ながら仁王門の仁王尊像は昭和の作
厄払いに | ★★★★☆ |
真裏の大神宮とセットで | ★★★★☆ |
神社仏閣マニアなら | ★★★★★ |
所在地 | 〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松8 |
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問い合わせ先 | 029-282-2022 |
利用可能時間 | 特になし |
料金 | 無料 |
休日 | 無休 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
ホームページ | http://www.taraku.or.jp/ |