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ご挨拶
私は怒っている。
民間シンクタンクによる地域ブランド調査で我が茨城県は47都道府県の2013年度魅力度ランキングでなんと最下位である。
なんだ佐賀や鳥取にも負けているのかよ(←佐賀や鳥取に失礼だから)、新聞の記事を見た時、思わず目を疑った。 そして極めつけは橋本知事の「本県は魅力度や観光意欲度は低いが、住み良さランキングでは高い評価を受けている」という開き直りとも取れる発言。いいもん、いいもん、観光の魅力はなくたって住みやすいからいいもん、なんつぅ負け惜しみだ、あんたは小学生か?
確かに茨城には世界遺産もなけりゃ、京都のような名所旧跡も少ない、東京のような洗練された遊び場もなければお隣千葉のように巨大テーマパークもない。
それは否定しない。
しかし、だからといって実際に住んでいる人間からすれば本当に最下位に甘んずべき魅力のない県なのかという思いは正直拭いきれない。 どうしても納得がいかないのである。
本年は713年に風土記編纂の詔が出されてちょうど1300年にあたる。 常陸の国風土記には当時の茨城を「土地は広く、土は肥え、海産物の収穫物もよくとれ、人々は平安に暮らしまるで常世の国(理想郷)のようだ」と記されており、1300年前の人は茨城をまさに理想郷と例えたわけだ。 幾千の時を経て、その理想郷の輝きは消え失せてしまったのだろうか。 私はそうは思わない。
台風や降雪の被害は極めて少なく年間を通し、概ね温暖な気候で過ごしやすく、歴史や文化、いずれも他県より勝るとも劣らず、贔屓目を差し引いても最下位に甘んじる理由がどうしても見当たらないないのだ。 茨城はよく観光をPRのが下手くそだといわれるが、その謗(そし)りは免れまい。
だが、本当に理由はそれだけなのか、果たしてPRが下手なだけなのか。
もちろん根本的には県を始めとする各自治体のPR不足があるのは事実だが最大の要因はなんといっても茨城県民自身が茨城のことを知らな過ぎるのが問題だと思うのだ。 だから私はこのサイトの制作コンセプトを茨城県民のための観光ガイドと銘打った。 うだうだ言う前にまずは茨城県民に茨城を知ってもらいましょうよと、話はそれからだというのが趣旨である。 ゆえに酸いも甘いも含め、良いところは良い、悪いところは悪いと、時には厳しい評価を交えて書いている(書いていく)つもりだ。 るるぶやじゃらんを見て、いざ観光地に出かけてみると、「なにこれだけ?しょぼーん」ということが少なくないだろう、あんな提灯記事にはなんの意味もない。 まずは実際に出掛け、自分の目で見て、自分の頭で考える、その結果問題提起があれば目を背けずきちんと情報を発信していく、それがこのサイトの狙いである。
もちろん読者の方が私と同じ感想になるとは思っていない。それでいいのだ。 私は辛辣な意見を書いたとしても見た読者の方があいつの言っていることとは違うじゃねぇか、いがったっぺよと、別の感想を持つのは当然のことであり、大事なのは各々が自分のハートで感じることである。
さぁ、出掛けよう、常世の国に!!
制作者 覆面 ───────────────────
制作者近影【生息地域】茨城県全般
【性別】オス
【年齢】 41歳
【職業】 一応WEBデザイナー
【座右の銘】 人生楽ばかり
【オフィシャルブログ】http://kitamakura.jp/
【メール】 お問い合わせフォーム
なお、当ホームページは今後数年間を掛けて制作予定である。記事が少ないのはこれから追加してどんどん増やしていきますので定期的にサイトを開いて頂けたら嬉しいなと。